シクラソマ・フェスタ(レッドシクリッド)
学 名 Cichlasoma festae |
分 布 |
南アメリカ、エクアドル・エスメラルダス川やグアヤ川
ペルー・テュンベス川等の太平洋に注ぐ川 |
全 長 |
50cm |
水 質 |
26〜28℃ 中性〜 中硬水 |
食 |
甲殻類等水生生物 |
飼 育 |
全 長 |
25cm〜 |
水 槽 |
120cm |
水 質 |
26〜28℃(〜32℃) 中性を目安に |
餌 |
イトメ・赤虫・甲殻類・小魚・肉・人工飼料等 |
混泳難易度 ★★★★★
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・気性が荒い。
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レッドシクリッドと呼ばれる大型になる大変に美しいシクリッド。
赤の基調色に体側に6〜8本の青黒い横帯がある。また、雄の個体には、体側と背鰭・尾鰭・尻鰭など全体的にブルーに輝くスポットが入り大変美しい。このスポッドは、雄のものとされていたが、雌でもそれが有る個体がおり、表面が青味がかり雄以上に美しい個体もいる。
南米のエクアドルやペルーの太平洋に流れ込むあたり、中・小の様々な河川に生息し、特に小さな海老などの甲殻類を好んで食べている。
岩や木の根元などの砂利を平らに堀り整えた産卵場所を数箇所作り、産卵はそのうちの一箇所に一度に3000個以上の少し大きめの卵を産み付ける。雌が卵を守り、雄がその領域を守る。卵は、約3日後に孵化し始めるが、父親は、稚魚が卵の殻を抜け出すのを手伝う。母親は、稚魚を以前に掘られた大きめの巣穴に移動させる。 稚魚は5〜6日後には泳ぎ始めるが、両親はそれでもまだ稚魚を守る。
現地では、観賞用に楽しまれていたり、魚市場で食用として売られていることもある。
気性はとても荒く、縄張り意識が強い。混泳の水槽には、流木などをふんだんに使って隠れ家を作る必要がある。水草は抜かれることが有る。
特に発情した雄は、産卵の準備が出来ていない雌を殺してしまうことがあるので、注意が必要である。繁殖を考える場合は、雄と雌の調子が合うまで別々に飼育できるよう水槽を2台用意することが賢明である。
※ワイルド個体の繁殖は、ペアになれば簡単であるが、カップリングするのと、ペアだけのために600L以上の大きな水槽が必要になってくるので、現在の日本の住宅事情では、困難と思われる。
飼育記録
幼魚期 |
2006年・秋
ブリード 体長約3cm
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2ヵ月後
少し大きくなり、60cm水槽に3匹だけでは、1匹が強くて2匹が餌を食べられないので、120cm×45×45の幼魚用水槽へお引越ししました。
体長約5cm
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若魚期 |
5ヵ月後
3匹居たうちの1匹が他の魚にいじめられて死んでしまい、2匹になってしまいました。
体長約10cm とても気が荒いです。
体長約7cm弱 大人しくて、いつも逃げ隠れしています。 |
7ヵ月後
120cm幼魚用水槽に他の魚が入ったので、120cm×60cm×60cmアフリカンシクリッドの成魚が入った水槽へ引越ししました。
最初は、強いほうは、とてもよい具合だったのですが、しばらくして他の魚につつかれたようで、体側と頭部に傷がありました。それからすぐにプカプカ病になってしまったみたいです。
この写真は、一生懸命深いほうに行こうとしているところです。
体長約14cm
こちらは、大人しいほうです。こちらは、いつもグリーンがかった色をしています。雌だと思っていたのですが・・アフリカンの水槽へ来てから、本性が出てきたのか、他の魚が来ても目立つほどの攻撃はしませんが、自分の居場所は、確実にキープしています。アフリカン水槽へ来てから、ずいぶん大きくなった気がします。
体長約12cm
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11ヵ月後
プカプカ病になってしまった魚が死んでしまい、1匹になってしまいました。緑色の大人しかったほう(雌と思っていましたが・・雄ですね)です。
体長は17〜8cmほどで、とても元気で気性もとても荒いです。
アフリカンを追い回すことが多くなってきたので、180cm水槽に移すことを考えています。
体長約18cm
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11ヶ月と3日
アフリカンの水槽で意地悪をするようになってきたので、パラクロミス・フリードリッヒスターリィをお供に、180cm水槽へ移しました。
ところが・・、フリードリッヒスターリィは、おびえながらも居場所をゲットしたのですが、レッドシクリッドは、居場所が確保できません。大きな魚たちが近寄ってくるたびにあちらこちらへと逃げ回ってばかり。・・・早く自分の居場所を確保しないと、気力も体力も消耗するだけで・・危険な状態へと向かうばかり。。
そんな間にも、スネークヘッドや、他のシクリッドからの攻撃と、アロワナの威圧・・。
見かねて、餌を入れてみました。大型魚たちは、ほとんど餌に集中し・・・けれど、それも・・食べてしまえば、何にもなりません。 無理だ’と判断し、アフシク水槽へ戻そうとしたのですが、逃げ回ってしまって全くつかまりません。 あきらめて、そのまま放置・・・。
けれど、無理なものは無理で・・。今日は、とうとう↑このような状態に・・・。
ほおっておくと死んでしまうので、2人で挟み撃ちにして・・それでもやっと捕まり、そのままアフシク水槽へ戻しました。
直後は、まだ怯えていてストレーナーの後ろ側に固まって動けなくなっていましたが、しばらくすると↑このとおり・・。180でのことが嘘のように、またまたアフリカンを追い回しています・・^^;
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成魚期 |
1年1ヶ月
水槽の中では、イチバン強いですが、とてもよくまとまっていて誰も怪我することもなく平和です。
けれど、アフリカンシクリッドからしてみれば、やはり邪魔な存在’ですので、ゆくゆくは移動しなければなりません。
体長20cm超
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1年と2ヶ月
180cm水槽へお引越ししました。
今度は、うまくやっていけそうです。
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-2008- |
冬
2008年初冬、
レッドシクリッドは、他のシクリッド数匹と一緒にショップへ引き取ってもらいました。
混泳水槽で他の大型魚たちがグングンと成長してくる中、レッドシクリッドの成長が追いつかず、萎縮してくるばかりになってしまったのです。
わずか数センチの大きさで購入してから、2年間という短い間でした。
大変美しい魚でしたので、今後中型魚をメインに飼育をする機会がありましたら、そのときは終生にかけて飼育をしてみたいと思っています。
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