アストロノータスオスカー 飼育
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アストロノータス アストロノートゥス オスカー 飼育
アストロノータス
Genus Astronotus
アストロノータス
オスカー
Astronotus |
分 布 |
南アメリカ、アマゾン川広域 |
全 長 |
35cm以上 |
水 質 |
22〜25℃〜 弱酸性〜中性 軟水 |
食 |
主に小魚、他・水生生物 |
飼 育 |
全 長 |
35cm以上 |
水 槽 |
90cm〜120cm |
水 質 |
26〜28℃(〜32℃) 弱酸性〜中性 軟水 |
餌 |
イトメ・赤虫・甲殻類・小魚・肉・人工飼料等 |
混泳難易度 ★★★☆☆
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・成長が早い。
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・気性が荒い。
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オスカーと呼ばれ、古くから親しまれてきたアメリカンシクリッドの代表種。
現地採集魚も輸入されてくるが、タイやシンガポールで養殖が盛んになされており、タイガーオスカーやレッドオスカー等、アルピノ種からも多くの改良品種が出回っている。
現地では、生きている虫や、小魚を食べている。
繁殖は、ペアーになり、岩陰や木の根元などにいくつかの産卵場所を準備する。
平らに整えられた場所に一度に1000~2000個もの卵を産みつけ、両親で稚魚の面倒をみる。親は、事前に準備したいくつかの産卵場所に稚魚を移動させながら育てる。
小さいうちから人によく慣れ、手から餌を食べるほどにもなる。何でもよく食べ、生餌・人工飼料に係わらず成長が早い。
愛嬌たっぷりで可愛い魚であるが、成長し産卵期を迎えるころになると気が荒くなる。
水槽に底砂を敷く。
流木等のオブジェは、特に必要ないが、設置する場合は、何れも大きめのものが良い。
水草を植える場合は、鉢植えになっているものがよい。発情期を迎えるほど成長してくると、産卵場所の準備で底砂を掘り起こすためである。
飼育下では、12cmを越えるころから産卵するようになる。
ペアは、卵や稚魚の世話をする。
卵を食べてしまうようであれば親を隔離する。 稚魚が泳ぎまわるようになれば、ブラインシュリンプなどの餌を与えて飼育することが可能になる。
※飼育及び産卵には90cm・120cm以上の水槽が必要です。
▼ 口で砂をよけ、底を整えているオスカー
シクリッド かかりやすい病気 穴あき病
穴あき病
穴あきの症状 |
すっかり成長し貫禄がついてきたころの個体の頭部などに、えくぼのような針でつついたような細い穴が開きます。穴は、奥深くまで進行します。
水質と偏った餌(栄養のバランス)の与え方が原因し、この症状を起こすようです。
治療法として、直ちに水換えを行い、ビタミン類を多く含んだ餌を与えましょう。軽度の症状ならば、すぐに回復してきます。 魚の新陳代謝を妨げないよう定期的な水換えを怠らず、栄養面でのバランスを考えた給餌をしましょう。
また、この症状は、エロモナスハイドロフィラとの関係性は、不明です。
水中には、沢山の在中菌が存在しますので、常に適切な水温と給餌、水換えと掃除で、魚が菌に負けない健康な状態でいられるよう、管理しましょう。
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エロモナス症 穴あき病 |
・頭部などの皮膚の一部分が溶けて穴になってしまう症状。
・眼球が突出(ポップアイ)〜腹部肥大(腹水症)、鰭に血がにじんできたりする症状で、進行すると体表のいたるところから出血してきたり、マツカサ病のような症状になってきたりする。そこまで進行すると、治療も難しく死亡する場合が多い。
水が汚れていたり、ろ過装に汚物がたまっていたり、ろ過が不十分であったり・・などと、適切な管理がなされていなかったりすると、水中の亜硝酸濃度が上がり、その結果魚にさまざまな症状を起こさせてしまいます。
・鰭の先が細かく溶け(切れ)て短くなってきたりする症状。
・鼻孔や側線の孔が広がってくる。
・魚同士の喧嘩・水槽内の設備にぶつかり、傷をつくってしまった等・・水が綺麗であれば、そのまま放っておいて治りますが、亜硝酸濃度が高くなっていると、傷口が溶けて穴’になってしまうことがあり・・発症の原因は、すべて水質にあります。
溶けて失ってしまった部分(穴)は、簡単にそこだけを治す(穴を埋める)ことはできません。
この症状を発見した場合、直ちに水換えをし、水槽管理のトータル的な見直しをしましょう。
ご自分の水槽について、適切な管理を計画し、それに従った飼育をしましょう。 いつも綺麗な水質を保ち、病気にさせないような飼育をしましょう。
◆治療
初期段階であれば、薬の使用も有効です。まずは、水換えや掃除がきちんとできているか確認/水換え・掃除をし、グリーンFゴールド、エルバージュなどを使用するとよいです。さらに塩(0.3〜0・5%)を投入すると効果的です。 水換え・薬浴と同時に水温設定を2℃ほど上げてみるのも効果があります。
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飼育中の餌について
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肉食魚の餌として金魚を与えることは、一般的ですが、金魚にはビタミン破壊酵素が含まれるため、金魚のみで長期間飼育することは避けましょう。
オスカーは肉食魚ですが、現地の生きた獲物には、我々が入手することのできる生餌では集めきれないほどのいろいろな栄養素が含まれています。
ビタミン面も重視し野菜系人工飼料も与えると良いです。
栄養のバランスよく考え、普段から種類多く与えましょう。
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アメリカン シクリッド
アストロノータス・オセラータス
Astronotus ocellatus
オリノコ川産 |
成魚 |
体長・約30cm以上
アマゾン川流域に広く生息する原種。
体色は、全体的にやや緑色がかった暗褐色をしており、体側には、不規則な明暗色の斑模様がはいる。鰭の付け根などに朱色の目玉模様が入るのが本種の特徴だが、近年流通しているものには、この模様が不鮮明であったり、無いものもある。
採集場所により色柄に若干の違いがあり、コレクション性が高い。
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幼魚期 |
2006年4月13日 体長・約8cm
人工飼料で育てています。
購入時は、5cmほどでしたが、数日間で8cmになりました。
※体側のマーブル模様は、幼魚期特有のものです。(どの種類にもあります。) 敵から身を守る術を持っていない幼魚期にはとても意味のあるもので、保護色’の一種です。 この柄は成長するにつれて消え、成魚の柄になります。
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若魚期 |
2006年6月9日 体長・約18cm
幼魚期のマーブル模様が消え、成魚柄になってきました。
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| ►アストロノータス・オセラータス |
タイガーオスカー
Astronotus ocellatus var.
【改良品種】ロングフィン・ベールテール・タイガーオスカー(台湾ブリード) |
成魚 |
タイガーオスカーの特徴は、緑色がかった暗褐色の体色に赤と黒の不規則な斑模様があり、模様は個体により様々である。
体長30cm以上
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幼魚期 |
体長9cm(撮影:2004.12月22日 改良品種のオスカーも幼魚期は、マーブル模様です。
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若魚期 |
体長19cm(撮影:2005.1月末
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成魚期 |
体長30cm超過(撮影:2007.9月6日
混泳のため、長く綺麗に伸びていた鰭は、他の魚につつかれて、折れたり切れたりで短くなってしまいました。鰭は、根元深くまで欠損していなければ、再生しますが、混泳水槽の中では、再生と欠損の繰り返しです。
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| ►タイガーオスカー |
アルビノ種
Astronotus ocellatus var.
アルビノ |
【白色変異体】 |
アストロノータスの白色突然変異体。
熱帯魚ショップで4〜500円程度で売られているアルビノオスカーの幼魚は、この突然変異体を基に養殖したもの。
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プラチナ・オスカー【改良品種】 |
アルビノオスカーの改良品種。(が、ただの商品名なのか? プラチナオスカーが成長した姿は、アルビノオスカーと変わらない。
2005.8月26日 体長 約25cm
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若魚期 |
2006.1月2日
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成魚期 |
2007.9月6日 体長30cm以上
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| ►アルビノ種 |
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