ガーパイク 飼育 混泳

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ガーパイク 混泳飼育 給餌 生餌 人工飼料

ガーパイク

Order Semionotiformes

Gar Pike
ガーパイク

Semionotiformes
分 布 北アメリカ〜中央アメリカ
全 長 60〜150cm以上
水 質 20〜28℃(〜32℃) 
弱酸性〜中性 軟水〜中硬水
小魚等水生生物
飼   育
全 長 50cm以上
水 質 26〜28℃(〜32℃) 
中性を目安に(うるさくない)
イトメ・赤虫・甲殻類・小魚・肉・人工飼料等
 混泳難易度 ★★★☆☆
 ・牙を持っている。
 ・成長が早い。
 ・良く食べる。


 ガーパイクは、北アメリカ・アメリカ五大湖〜ミシシッピ河、中央アメリカ・ニカラグア〜メキシコの河川等、広い範囲にわたって生息する、巨大で危険な淡水魚である。
簡素なつくりの肢体は、硬い鱗に覆われており、ワニのように長い口をもち、上顎と下顎には、沢山の鋭い牙を持っている。
浅くて流れが緩やかな草の茂った場所に生息し、主に水生動物を捕食している。
身体の臓器の一部が肺の機能をもっており、溶存酸素濃度が低い水域にも生息することができる。


特有の体形を持ち、水槽の上層部を悠々と泳ぎまわる姿は、とても印象深い。
体表は、ガノイン鱗とよばれる硬い鱗で被われており、身体も硬い。
くちばしのように突出した両顎には、鋭い歯が並んでいて、近寄ってきた獲物を瞬時に銜え、牙に引っかかった獲物は、上顎と下顎でしっかりと挟まれ、どのような向きで捕らえられても上手に飲み込む。
性格は、温厚で、捕食行動以外で自ら攻撃を仕掛けることは、ほとんど無い。
同種同士でも争うことも無く、丈夫で何でも良く食べ成長も早い。

そのようなことから見るとガーパイクは、飼育しやすい魚のように思えますが、本来は、獰猛な魚です。水槽内で争いが起こらないのは、同居している魚がガーの強さを知っていて、攻撃を仕掛けようとしないから・・でのこと。相手がガーパイクにとって不都合な点があれば、ガーは、鋭い牙で攻撃を仕掛け、相手は、ものの数分で命を落とすか、または、流血を伴う大怪我を負うでしょう。

ガーパイクは、どの種類もとても成長が早く、飼育開始が数センチの幼魚であっても、数ヶ月・半年以内の間に最小でも120cm(奥行60cm)の水槽、それ以上の水槽が必要となってきます。

飼育には、十分な注意と計画が必要です。



Semionotiformes Lepisosteidae
  セミオノータス目レピソステウス科
    (3属のうち)
Atractosteus
アトラクトステウス属
spatula ・アリゲーター・ガー
tropicus ・トロピカル・ガー
tristoechus ・キューバン・ガー(マンファリ)
Lepisosteus
レピソステウス属
oculatus ・スポッテット・ガー
platostomus ・ショートノーズ・ガー
osseus ・ロングノーズ・ガー
platyrhincus ・フロリダ・ガー
                               詳細は、別ページにて。



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給餌のポイント
生餌から人工飼料への切り替え
 幼魚期のうちは、赤ヒレ、メダカ、小魚など、幼魚のサイズにあった生餌を十分に与え、早く体力をつけてあげましょう。生餌は、コストが高く地域によっては入手できる種類が限られ・・よって栄養のバランスが偏りがちになりやすいので、ある程度成長したら人工飼料を主に与えるようにするとよいです。人工飼料は、浮上性のものと沈下性のものがありますが、ガーは、水面近くを泳いでいることが多いのと、口の形から、浮上性のもののほうが食べ安いと思います。沈下性のものは、人工飼料に慣れてから自然に上手に食べるようになるので、まずは、浮上性のものに慣れさせましょう。

 生餌で育ててきたガーが、だいたい25cm〜30cmほどに成長し十分な体力がついてきたならば、そろそろ人工飼料への切り替え時です。
個体それぞれによってすぐに人工飼料に慣れるものもあれば、なかなか慣れずに苦労させられるものもいます。
まずは、魚自身に『人工飼料は、餌なんだ。』と、認識させなければいけません。
飼育している魚の中に既に人工飼料を食べている魚(どちらから見てもても、餌とならないで済むもの)があれば、それと混泳させるのも効果があります。人工飼料を食べている魚をお手本に、自然に食べだすものもありますので。。

 なかなか慣れてくれない魚に対して・・・
以下は、私のやり方ですが、ガーだけではなく他の魚にもやっている方法です。参考になれば・・・と思います。
まず、最初の人工飼料の与え方は、餌の時間にいつもあげている生餌を1匹だけ入れて・・食べたら、次にガーの口先に人工飼料を落としてみてください。最初は、生餌は食べても人工飼料には見向きもしないかもしれませんが、それを毎回根気良く続けてください。守って欲しいことは、一回の給餌に生餌は、2匹以上入れないように・・。
それを続けて・・一度でも人工飼料を口にするそぶりを見せたなら、もうすぐです。次の給餌には、いきなり人工飼料を口先に落としたり・・してみてください。
 ・餌の時間になったら
   @生餌を一匹落とし食べたら口先に人工飼料を落とす
          (人工飼料=餌 と認識させます。)
   Aいきなり人工飼料を口先におとす
          (人工飼料=餌 と十分に理解したら・・)
のどちらかを根気良く続けてください。くどいようですが、その間は、ゼッタイに・・必要以上生餌をあげないように・・・。 空腹になればなるほどなつきやすくなるので、お腹が減ってかわいそう・・と思うでしょうけれど・・がんばって鬼になってください。 Aの段階にきていても、時々@をすることで食欲が余計に増し人工飼料への食いつきが良くなることもあります。
人工飼料を食べさせることだけでなく、健康状態もよく観察して行うと良いです。

 また、生餌からいきなり人工飼料よりも、生肉やクリルなどのほうが慣れやすいと思います。まずは、死んでいる魚を食べられるように仕付ける・次の段階として、生肉・次は茹で肉、、と時間と手間はかかりますが、段階を経て人工飼料へと進むのはとても良い方法です。生肉は、刺身でも何でも食べますが、鶏ささみ肉(又は、胸肉←脂肪分を取除く)などが入手しやすく手ごろな値段でよいと思います。スーパーの生鮮コーナーで自分の魚の餌を選ぶのも楽しいものです。

なかなか食べずにやせ細ってきてしまうようであれば生餌に戻してください。生餌で体力をつけて次回にチャレンジしましょう。 最初は、とても苦労させられたのに次は、難なく人工飼料を食べるものもいます。 また、何度やっても食べてくれない個体でも、成長して食欲旺盛になってくれば、必ずいつかは食欲に負けて何でも食べるようになります。   ・・焦らず、気長に見守りましょう。
(・・・このように細かに手をかけなくても、大きくなって自然に食べるようになるのを待つのも方法の一つです。)

注) 十分に育っていないうちから人工飼料に替えようとすることは、ガーパイクにとってとても危険です。小さいうちは、体力もついていませんし、病気にかかりやすくとても弱いです。(自然界の中でも幼魚期は、外敵に襲われる以外/餌が不十分なことが元で死んでしまうものがとても多いです。) 小さいうちは、ガーが好む餌を十分に与え、成長が止まることのないように、身体に負担をかけないように飼育してあげるのが良いです。
注) ガーは、鋭い歯を持っています。間違っても水槽の淵に手をかけるなどして、指先だけ水面に浸かることの無いように注意してください。。ガーは、あなたの指を餌とカン違いして食いついてきます。体が大きくなればそれだけ力がついてくるので、怪我も酷いものになります。特に餌替えの時期は、空腹にしているので、十分にご注意ください。

Gar Pike


給餌のポイント・その2
餌の与え方
 自然界では、ガーパイクは、簡単に獲物を捕らえることが出来ません。
狩りが下手な彼等は、たった1匹の獲物でも長い間を生き抜くことができます。 彼等の身体は、消化に良い小魚などの生の餌でも、長い間もたせることが出来る構造になっているのです。

 そんなガーパイクに、毎日餌を与えることは、不適当だと思いませんか?
生餌ならまだましですが、人工飼料は、わずかの量で生餌の倍以上の栄養素がつまっており、消化するのに時間がかかります。
水槽の中で、逃げ場がない小魚や逃げもしない人工飼料が相手ならば、狩りが下手なガーパイクでもあればあるだけ全て食べることができてしまいます。
狭い水槽の中で運動不足なうえ、毎日たくさんの餌を食べているガーは、消化不良や、人間で言う生活習慣病’を起こしているに違いありません。
ガーの糞は、キチンと固まっていますか? 水中に放たれたとたん、バラバラバラ・・・と崩れるような糞になっていませんか? <それは、人間でいう下痢です・・。
ガーの肛門は、綺麗ですか? 何か・・・異物が付着しているように見えませんか?? <それは、人間で言う痔・脱肛・脱腸です・・・。
それらは、ガーパイクからの危険信号です。
原因不明の死’とならないですむよう・・・餌の与え方、生餌や人工飼料について、もう一度よく考えてみましょう。

糞は、飼育魚の健康状態を確認するための最適な材料です。


アクアリスト失格!
ガーを育てられないのでは、アクアリスト失格!』 ・・・?
大切に育てていたガーを死なせてしまって、このような記載を読み、心を痛められている方も少なくない・・と思います。

 けれど、私はそうは思いません。
確かにガーは、他の魚に比べて丈夫なのでしょう。
古代からほとんどその姿を変えず、今も尚、子孫を残し続けているのは、その証です。
けれど、ガーも他の魚と同じように、それぞれの個体によって性格が違いますよね。・・・性格が違えば、ストレスの受け具合も全く違ってきます。人間にそうであるように魚にとってもストレスは、病気の基です。目には見えなくても健康状態や、親も違うし、自分の所へ来るまでの飼育環境も全く違います。 様々な環境で育ってきた中、強健で長寿なガーがいれば、そうでないガーがいても当然のことなのです。

 彼らが丈夫な理由・・の筆頭に上がるのが、彼らの身体の特殊な構造を考えれば良くわかることです。
彼らの身体は、堅い鱗(ガノイン鱗)に覆われていて、傷を受けにくく、傷から感染する病気になりにくいのです。このことで、病気に感染する率が 他の魚よりだいぶ低いことがわかります。
が、その反面、内臓に異常を起こしていたり、ウィルス性の病気に感染していたとしても、他の魚のように体色が悪くなったり、鱗の状態に異変がでたりする外見的症状がなかなかわからない・・というマイナスな面があります。ガーが、痙攣を起こしたり異常な泳ぎ方をしたり・・などの症状が出たときには、もう手遅れ・・ということがほとんどだと思います。

 私たちにできることは、健康な魚を病気にさせないような飼育/水槽環境を維持すること。 もし病気になってしまったら、原因を考え改善するよう努力すること。・・それで良いのです。

・・『ガーを育てられないのでは、アクアリスト失格!』なんて・・ガー以上に丈夫な魚でも・・そんな魚は、たぶんこの世には、存在しない・・と思います。
それどころか、雄大な自然の中に生息する魚たちを、水槽’という狭く限られた枠’の中で生かす・・・それだけでも、突拍子もなく大変なことなのですから・・。

Gar Pike



ガーの団子鼻予防

 ガーの鼻が団子のように丸くなってしまうのは、水槽のサイズがその個体には、小さい’ということから起こる成長障害です。序所に大きくなってきたガーは、水槽内を泳ぎまわるたびにガラス面に鼻先をぶつけるようになり、その結果鼻先がつぶれて団子鼻になるのです。
ガーの成長はとても早いです。早め早めに大きな水槽を準備しておき、早めに移動させることが団子鼻にさせない育て方です。
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